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桑の実の思い出

子供の頃。
母の実家は隣の家で、農業と養蚕をやっていた。周りは殆どこんな農家であった。だから周りの畑は「桑畑」だった。蚕に食わせるための良質の葉を採る為には、桑の木はそのままにしていては駄目で年に一度は幹から枝を切り取って新しい枝を出させる必要がある。
童謡「赤とんぼ」では「桑の実を、小籠に摘んだ葉まぼろしか」という歌詞がる有るが、これが不思議でならなかった。私の近くの桑の木には籠に摘めるほど沢山の実を付けないのです。つまり、桑の実は伸びたばかりの枝には成らないのです。だから一生懸命にさがしては、食べる貴重なものだったのです。
今はもう桑の木は根っ子から引き抜かれて、麦や野菜の畑に変貌してしまっています。
話しは大きく飛躍して・・・。リタイヤをしてから、念願だったかつてのシルクロードが通っていた辺りを旅行する機会が生まれました。

ウズベキスタンで・・・
まだまだ沢山それも私が知っている桑の木よりも大きなものがありました。ああ、シルクロードだと思った瞬間です。それより何よりも驚いたのが、モスクのアイヴァンという建物の柱が桑の木であったことです。私の知っている桑の幹はせいぜい子供の背丈くらいしかありませんでした。残念ながら3月に訪れていたので、桑の実にはお目にかかれませんでした。

タクラマカン砂漠を旅した時・・・
トルファンの町で、地元の家を訪ねる機会がありました。色々と接待をしてもらいましたが、そのとき庭に本の僅かでしたが、桑が実をつけていました。お願いをして食べさせてもらったのですが、なんだか埃っぽくて追憶に浸ることなど出来ませんでした。

バルトロ氷河トレッキングのと時・・・
杏が熟れる頃でした。ガイドがどこかに消えたと思っていたら皿に山盛りの杏・それも品種を交えて持ってきてくれました。そんな時期ですから、桑も実を付けます。トレッキングを終えての帰路、予備日があまったので温泉の沸く田舎の村に立ち寄る事になりました。そのときに村人が大皿に二つも桑の実を山盛りにして歓迎をしてくれました。物凄く甘く、子供の頃を思い出すことが出来ました。そのときの桑の木は、大人が二人でヤットというくらいの幹周りでした。蚕の餌さではなく、果物の木でした。

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パキスタンで見た桑の実

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散歩道で見かけた桑の実
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No title

こちらにもありますよ! ほったらかしなので、大木になっていました。散歩道のものよりも、ひとまわり大きい実を付けていました。
実よりも、繊維の方が有名です。紙は「マルベリー・ペーパー」と呼ばれ、アート系のお店で売られています。